みーぽんBLOG from カリフォルニア
カリフォルニアから時事、政治、環境、日米比較などランダムに綴ります
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産む性の権利、産みたくなる環境
柳沢厚生労働大臣は男女共同参画会議の議員名簿にしっかり名前が入っていました。http://www.gender.go.jp/ 「会議」のところの「議員名簿」を見てみてください。

最近出産をした女性の一員として、そうかあたしは「産んだ機械」なのか、まだ子供ひとりだからもっとがんばって産んでくれということか、というのは、まあわからないでもないんですよ。ジョークだけど、ママ友と話すときも、「二人目考えてるー?少子化に貢献しなくっちゃねー。」ぐらいは言いますからね。



で、内閣府のパンフレットをちょっと見てみました。柳沢大臣、こういう内容、本当に心から納得していたのかなあ?

<男女の役割分担の意識の国際比較>
男が仕事、女が家庭、という意識は日本で顕著です。
アメリカやスウェーデンのように、比較的出生率の高い国では、思いっきりそういう意識に対する反対が強いのです。

もし、日本人がこの統計のように、実際「男が会社で働き、女は家で子供を産み育て、家事をするべき」と思っていたら、なぜ子供の数が減るのでしょうか?

どこかの統計で読んだけれど、既婚カップルの大多数は一人っ子より二人以上子供を作りたいと思っているらしい。
わたしは少子化の理由のまず第一は結婚しない、もしくはできない男女が増えているからだろうなあ、とつくづく思う。

<育児期の夫婦の育児、家事負担の国際比較>
これを見ると、圧倒的に、日本人の夫は家事、育児に割く時間が少ないのです。そういう現実を知っている女性は、自分のキャリアを尊重し、家事育児を手伝ってくれそうな夫選びに時間をかけざるをえないんです。だからわたしも35歳まで夫が見つからなかったんです!

<先進国では女性の労働力率が高いほど出生率も高い傾向にある>
アメリカやスウェーデンでは女性達が仕事と育児を両立しているという」ことになります。
つまり、日本の出生率が下がっているのは、女性にとってキャリアの追求という自己実現と子育てが両立しにくい社会のせいだと言うことができます。

厚生労働大臣としては、「少子化克服のためには、女性が出産後も働きやすい職場を整備し、男性諸君にもっと家事育児に参画するよう働きかけます」と言ってくれる人でないと困ります。

<みーぽんの知り合いの外人カップルの場合>
1.ドイツ人の女性
ドイツ人は子育てを「保育園任せ」にするのに社会的抵抗があるらしい。この製薬会社のマーケティング部長さんは、出産の後、だんなさんが教職をやめ、専業主夫になった。ドイツはヨーロッパでもやや保守的なので、こういうケースはまだ珍しい、とのことだった。
2.フランス人のカップル
会計士のカップルで子供が3人いる。出産後、奥さんはある会社の経理部のマネージャーの仕事をフルタイムから週4日に切り替えた。でも別に役職は変わらず、給料が5分の4になっただけだということ。同じ仕事をこなしているのに5分の4になった、と文句を言っているらしい。
税金、医療費など、子供の数が多いとたくさん優遇策があるらしい。
3.オーストラリア人のカップル
共働きでやはり子供3人。ご主人は財務、奥さんは旅行会社の営業。やはり奥さんは出産後パートタイムになったが、日本のように「時給1000円」みたいなことはなく、時給換算でフルタイムの人と同じ待遇だ、とのこと。

会社が正社員でも週4日、とか週30時間労働、時給換算、福利厚生面で待遇同じ、とかやらないと、やっぱり働くママにはきつい。
今派遣の私は、子供を予防接種に連れていくために半日休めば、その日の収入は半減してしまいます。子供が熱を出してお休みする場合も同じです。

最後に女性側の意識について。わたしたち日本女性は「産むか産まないか、いつ産むかは自分が決めること」という意思が弱い気がします。
なんでそういうことを言うかというと、最近たまたま何人かの友人がまだいらないと思っていたのに妊娠しちゃった、という事件があったからなのです。

「避妊してなかったのー?」と聞くと、「大丈夫だと思っちゃったんだよね」なんて感じで、頼りのないこと。ということは、「まだ絶対産みたくない」と思っている勤労女性は、男女関係にだって消極的になっちゃうだろうなあ。せっかくピルというすばらしい手段があるのに。

女性がピルを飲み出すと産む女が減る、と男性たちは思っているみたいだけれど、実はそれもウソなんだよね。(製薬会社で海外の統計数字を見たけど、ピルが普及しているスウェーデンやオランダの少子化は止まっています。)「いつか産みたい、でも産む時期は自分で決める」と思っている女性は、結婚、出産にも実は積極的で、産むと決めたら産むわけですよ。

「リプロダクティブ・ヘルス・ライツ」っていう言葉があります。日本語にすると「性と生殖に関する健康と権利」となるらしいです。このテーマについても、また別の機会にもうすこし調べてみようと思いますが、女性の側でも自分たちが産むか産まないか決定権があるんだ、としっかり理解しなければ、男性側の意識も変わらないだろうなあと思っています。


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テーマ:少子化問題 - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント
なるほど
初めまして。TBありがとうございました。
 読ませていただいてなるほどと思いました。柳沢大臣の「機械」発言の部分が冒とくや蔑視というのもそうかもしれませんが、産みたくても産めない人、それは身体的なこともあるでしょうし、経済的なこともあるのでしょうね、そういう人たちへの思いやり、責任が全く感じられないところが悲しいですね。
 仮にまともな少子化対策を述べていたとしても、今度は「子供を年金の払い手としてしかみてないんじゃないか」ということも心配です。政治家としての理念や理想が見えてこない、このあたりを何とかしてほしいと思っています。
 今後ともよろしくお願いいたします。
【2007/02/03 23:24】 URL | luxemburg #- [ 編集]

luxemburg様
コメントどうもありがとうございました。
柳沢大臣、今度は「子供を二人欲しいと言うのが健全」という発言が出てしまったようですね。大蔵官僚」出身でずっと金融畑、数字や統計でモノを見ることしかできず、官僚としては良くても、政治家としてはセンス無さすぎですよね。
こちらこそこれからもよろしくお願いします。
【2007/02/06 23:28】 URL | みーぽん #- [ 編集]

はじめまして
こんにちは、みーぽんさん。
先日「村野瀬玲奈の秘書課広報室」にコメントをいただきましたよね。↓
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-22.html#comment31

もしそうなら、どうもありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
【2007/02/10 00:24】 URL | 村野瀬玲奈 #6fyJxoAE [ 編集]


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女は産む機械

女性は産む機械。ジミン党らしいね。北海道新聞より 柳沢伯夫厚生労働相は27日、松江市で開かれた集会で少子化対策に触れ、「産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と述べた。 厚労省は昨年12月、人口推計を下方修正。この時 A Tree at ease【2007/02/02 21:08】

少子化について

少子化 少子化(しょうしか)とは、出生率が低下して子供の数が減少すること。概要長期的に人口が安定的に維持される合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に産む子供の数)を人口置換水準(Replacement-level fertility)という。国際連合は標準的な人口置換水準を2.1と推 子供の遊び・文学いろいろ【2007/04/05 18:17】

プロフィール

みーぽん

Author:みーぽん
複数の外資系秘書を経て英語通訳者に転身、2007年に夫の地元カリフォルニア州サンタクルーズに引っ越しました。
2年間こちらで環境金融の会社のアドミ&会計を担当した後、2009年からフリーで通訳・翻訳をしています。
TwitterのIDは@miepongです。



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