以前「太田総理秘書田中」で高木美保が「ゴミ袋有料化」のマニフェストをあげていて、「総論賛成だけど財布には痛いなあ」と思っていました。その番組の中で印象に残ったのが、グンター・パウリという日本在住の世界的な環境活動家(ゼロ・エミッションの提唱者です)が「我が家が出すゴミは一月にサッカーボール一個分」と言っていたことでした。
その番組を見ていたころ、川崎市に住んでいた私たち家族は、極力ペット飲料を買わず、スーパーの発泡スチロールもすべて洗って回収箱に入れ、と努力していたにも関わらず、毎日の生ゴミ、紙くず、その他もろもろのゴミをどのように減らせるか悩みました。 その頃すでに、府中市に住んでいたカナダ人の友人から、「ミミズコンポストは最高だ!」と聞かされてはおりました。ふつうに発酵させて堆肥を作るのではなくて、ミミズに生ゴミ、紙ごみ、ようするに生分解できるものは何でも食べさせて、その糞は最高の肥料になる、というシステムというわけです。
とはいえ狭い貸家はベランダもなく、ミミズコンポストを置くスペースも、でてきた糞をどうにかする用途もなく、しょうがなく生ゴミは全部そのまま出していました。(もちろん家電メーカーから台所用のコンポストが発売されているのも知っていましたが、そんなところに電気は使いたくないではありませんか。)
というわけで、カリフォルニアで晴れて庭付きの家の住人になり、裏庭にコンポストを設置することにいたしました。ここサンタクルーズのゴミ事情はどういうものかというと、各戸に一般ゴミ、リサイクル(ペットボトル、紙一般、スーパーのレジ袋など)、庭ゴミ(落ち葉、枝など)の3つの大きなバケツ(高さが120cmぐらいあるやつです)が支給され、収集日にはゴミ収集車がロボットアームでガバッとこのバケツをつかんでトラックにあけて運んで行く、というものです。
ゴミ収集は有料で、水道料金と一緒に市から毎月徴収されます。我が家のゴミ料金は先月はおよそ30ドル、3500円ぐらいでしょうか。不思議なもので、川崎にいて冒頭のテレビを見たときは「ゴミ袋が有料になるのはなあ、」と思っていましたが、実際に払ってみて、ごみ収集にはお金が掛かる、というのを一般市民も自覚するのは良いことだ、と思うようになってきました。
さて、コンポストを設置しようと決めてから、同僚が「市のウェブサイトからコンポストを買えば40ドルゴミ料金が無料になるよ」と教えてくれました。これは市にとっては家庭からの生ゴミが減り、一般家庭にとっても負担の減るウィンーウィンなやりかたですよね。
まだコンポストは届いていませんが、今から台所のゴミが減る日を今からわくわくして楽しみにしているところです。実際に使用してみてから、その感想もいずれ書くことになるでしょう。
東京や周辺の都市部ではコンポストの設置スペースがないことや、出きる肥料の使い道が当面は難しいかもしれません。ただ、将来は集合住宅のゴミスペースに共同のコンポストを設置したり、自治体の指導力&市民の行動で生ゴミを減らすこともできるんじゃあないかなあ、と夢想しています。
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